TOBって何の略?意味と大戸屋とコロワイドなどのケースを徹底解説

株式公開買い付け 仕事とマナー

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「TOB」という言葉をご存知でしょうか?

最近、よく聞くようになったという人も多いかもしれません。
大戸屋とコロワイドのケースで知ったという人もいますよね。

このTOBは、これからさらに社会へ大きな影響をおよぼすものなのです。
しかし、言葉を聞いたことはあっても意味はよく知らないという人も多いでしょう。

最近では、ドラマ「半沢直樹」でもテーマとして取り上げられましたよね。
そこでここでは、TOBの実態について解説します。

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TOBは何の略?株式公開買付とは

TOBって何の略?

そもそも、TOBとはどういう意味なのでしょう。

TOBは、「Take Over Bid」の略です。
「公開買付け」を意味し、あらかじめ期間や株数、価格を公開したうえで市場を通さずに株式を買い取る行為を指します。

・・・これだけ聞いても、あまりピンときませんよね。

要は、「企業買収や子会社化を目的とした買収」です。一方、通常の株取引は、株式や債券といった資産による売買差益(キャピタルゲイン)を目的とされています。

次に、TOBのメリット・デメリットを見ていきましょう。

TOBによるメリットは?

① 大量の株式を一度に買える
一度に獲得できる株式数に限りがある通常の取引とちがい、TOBであれば、一度に大量の株式を買い集めることができます。

経営権を獲得するという目的を考えると、かなり魅力的です。

② 途中でやめられる
取引が上手くいかなかった場合途中でやめることができるのも、TOBのメリットのひとつ。

もしあらかじめ設定した株式数を買い集められなくても安心ですね。

③ 一定価格で株式を取得できる
市場を通じる通常の取引は株価が上昇してしまいますが、TOBであれば一定価格で買い集めることができます。

買収金額を把握しやすいのは嬉しいポイント。

TOBによるデメリットは?

① 通常より多額の買収費用がかかる
経営権を獲得することを目的とするので、確実に株主から株式を買い集めなければいけません。

そしてそのためには、通常よりも高値で株式を買い取る必要があるのです。結果的に、通用よりも多額の買収費用がかかることになります。

② 防衛策をとられて失敗するリスクがある
企業は、TOBに対する防衛策を持っています。例えば、「ポイズンピル」や「ホワイトナイト」がその例。

ポイズンピルとホワイトナイト

「ポイズンピル」は、すでに自社の株主となっている人たちに事前に新株予約権を発行しておくことで、好ましくない相手に株主が行き渡らないようにするの防衛策です。

「ホワイトナイト」は、買収を仕掛けられた際に、買収者に対抗して、対象会社と友好的に買収または合併することを言います。

このような防衛策をとられると、TOBが失敗する可能性が高まるのです。

大戸屋や電通も!身近なTOBの事例

株式公開買い付け

最後に、身近なTOBの例を見てみましょう。いつも利用しているあの店やサービスも、実はTOBにより成り立っているのです。

実際の例を挙げてみましょう。

電通がセプテーニHDへ

2018年10月、大手広告代理店の電通は、インターネット広告事業を手がけるセプテーニグループの持株会社、セプテーニHDと資本業務提携を結び、TOBにより最大20.99%のセプテーニHD株を取得すると発表しました。

両社は広告事業を行っており、主にマスメディア向けの広告を行ってきた電通は、ネット広告市場において、セプテーニHDのノウハウを活かしてシェア拡大を目指す狙いです。

TOB発表前に資本業務提携の話がまとまっていたことから、両社間では今後の協力について同意されており、友好的TOBになります。

結果的に、買付けは予定通りに株式が取得されました。

大戸屋がコロワイドへ

2020年7月、焼肉店「牛角」で有名なコロワイドが大戸屋ホールディングスにTOBを実施し、子会社化を目指すと発表しました。

居酒屋を主流とするコロワイドはコロナ禍により業績が悪化したため、大戸屋などの定食店を組み入れた新たな事業拡充を狙っています。

ただ、今のところ(2020年8月時点)大戸屋HDが同意する可能性は低く、敵対的TOBとなりそうです。

TOBって何の略?様々なケースの解説 まとめ

TOBのメリットデメリット

以上、TOBについてご紹介しました。

友好的TOBのように双方で合意があれば良い事が多いのですが、コロワイドと大戸屋のような事例の場合は少し複雑になる事もあります。そんなことからもニュースになるものとしては、敵対的TOBの場合が多いという事ですね。

普段生活している上では、あまり馴染みのない話題かもしれませんが、実は意外と私たちの身の周りの店はTOBによって姿や名前を変えているのです。

特に、コロナ禍により社会経済が大きく変動している今の状態を受けて、TOBは増えていくでしょう。

 

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