学校を卒業して、晴れて社会人になる人にとって「社会」とはまだ知らないことばかり。
期待しつつも不安な世界ではないでしょうか?
そんな中で、重要となってくる事柄の一つに”一般常識 ”というものがあります。
改めて社会に出る前に知っておきたいものです。
しかし、常識というものは学校で習うものでもないため
「知りたいけど、誰に聞けばいいのだろう?」「教えてくれる人がいない」
という方も多いのではないでしょうか?
入社すれば、上司や先輩、同期との付き合いの中で最低限の常識を知らないと恥をかいてしまうことも少なくありません。それだけは避けたいですよね!
そこで今回は、新社会人必見!これだけは知っておきたい一般常識
をわかりやすくご紹介していきましょう。
社会人としての常識と非常識
今はラフな格好での会社勤務や、フレックスタイム制を採用していたり、
「常識にとらわれ ない発想が必要」など、個性を尊重した会社も増えてきました。
そんな中、”個性”=”自由”と思ってしまう残念な新社会人もいるようです。
では、常識と非常識の境目はどこなのでしょうか?
社会人でいう常識とは「 わかっていないと、上司にもお客様にも相手にしてもらえない」
行動のことです。
社会人になってわからないことやミスがあるのは当然で、
上司や先輩たちも最初から仕事ができるなんて思っていません。
しかし、最低限の常識はまた別問題です。
社会人として「 挨拶 をする」、「 時間厳守する」、「言われたことのメモを取る」など
人として学んでこなければことをできるか、できないかが常識と非常識の境目でしょう。
もちろん「え?あの先輩挨拶できてないし時間もルーズだよね。」なんて人も意外と多いのではないでしょうか。しかし、それを真似してはいけません。
むしろそういう先輩がそばにいる人は、”人のふり見て我がふり直せ ”です!その人には悪いですが、自分も同じにならないよう反面教師にしていきましょう。
※こちらの記事にも詳しく社会人としての常識についてまとめてあります。
>>>会社では社会常識は教えてくれない!?社会人に必要なこととは?
非常識な行動の社会人ってどんな人?
まずは、社会人として非常識な行動を理解することで、
常識ある社会人に近づくことができるのではないでしょうか。
しかし、自分では常識の範囲内と思っていたことでも、
実は社会に出てみると”非常識”だった。
なんてことは多いのです。
社会人になって周りからの信用を得るため、人より一歩先に行くためには、
当たり前のことが当たり前にできないことには始まりませんよね?
そこでやってはいけない非常識な行動をみてみましょう。
自分に当てはまってしまうことがあれば、是非今からでも気をつけましょう。
● 間違った言葉遣いをする
間違った言葉遣いは、相手に良くない印象を与えます。しっかりした言葉遣いの人と、
言葉遣いがめちゃくちゃな人、どちらに仕事を任せたいか、考えなくともわかりますよね?
しっかり上司がビジネストークをしているときの言葉遣いを聞いて勉強しましょう。
● 敬語やビジネス用漢字が使えない
社会人として最低限の敬語やビジネス漢字の読み書きは必須になってきます。
書面でのやり取りも多くなってきますので、事前に勉強しておきましょう。
● 仕事場できつい香水をつける
誰でもそうですが、苦手な香りってありますよね?
香水は本人の好みで周りからすれば苦手もしくは不快に思われることも少なくないのです。
どうしてもつけたい場合はボディクリームなどの強い香りではないものが良いでしょう。
仕事をするうえで、邪魔になるものは認めてはもらえません。
● 自ら挨拶をしない
挨拶は、会社に入った時点でその年は、自分たちが一番下になります。
なので誰に対しても自ら挨拶するのが常識です。
そもそも常識というより、挨拶は小さい頃からしてきたはずです。
挨拶されて嫌な人はまずいないと思いますので、どんな場面でも挨拶は自ら行いましょう。
● 上司や取引先との会食を断る(いつもプライベートを優先する)
最近、学生気分が抜けきれず最低限の付き合いができなくなっている新社会人が多いようです。
もちろん家族や恋人、友人と過ごす時間は大切です。
しかし、上司や先輩、同期に食事に誘われた場合、
毎回ではなくとも仕事を効率よく進めていくために食事会などに参加するのは大切なことです。
そういう中から意外な部分などを知ったり、会話するようになって、
普段の仕事も円滑に回るよになる場面も増えていくものです。
● 出勤時の服装が個性的過ぎる
社会人になれば、もう学生気分ではいけません。個人で服の趣味や好みは違って良いのですが、
大人として常識外れな格好で出勤すると会社の品位を下げることにもなりかねません。
出勤時も仕事の時間と考えて、派手すぎない服装を心がけましょう。
● 同期や先輩に上司の悪口を言う
友達同士や仲間内で先生や先輩の悪口を言って面白がったことって誰でもあるかもしれません。
しかし、信用して話をしていた人が上司に告げ口するなんてこともあります。
なぜなら、誰でも上司に気に入られて出世したいと思っているからです。
社会人として信用を失い、足を引っ張られることがないように
軽い気持ちでの発言には注意しましょう。
● 食事中や仕事中でもスマホを触る・机の上に置く
新社会人になって一番やりがちなのが、仕事中や会議中、
また上司や会社の人と食事をしている最中に
スマホを触ったり、テーブル上に置いたりする行為です。
なにが悪いかというと、仕事中や会議中はもちろんですが、
会社の人や上司との食事はプライベートの時間ではないので相手に失礼だからです。
もし自分が上司なら新入社員を食事に連れて行ってしっかり話を聞いてる人と
机の上にスマホを置いてチラチラ見ている人どっちを気に入るでしょうか?
考えずとも「しっかり話を聞いている人」ですよね!スマホは命より大事というほど手放せなくなっている現代人だからこそ、一番気をつけないといけない行動ではないでしょうか?
● 大した用事でもないのに親や親しい人を会社に呼び出す
これも学生気分が抜けていない、公私混同しやすい人がしやすい非常識な行動の一つです。
子供ではないのですから、忘れ物をしないようにするのが当たり前です。
前日にしっかり確認すれば忘れることのないものを不注意で忘れることは社会人失格です し、
一番信用を無くしやすい行動ではないでしょうか。
例え大事な用事でも、会社に人を呼び出さず、
必ず休みの日に済ませておくのが社会人としての常識です。
● 何でも報告をメール・LINEなどで済ます
もちろん会社や勤務先によっては、メールで済まても良いところもあるかもしれません。
そうだったとしても、一本電話をすることで相手の印象は変わってきます。
社会人としてたとえメールで良いと言われても、電話して自分の言葉で休むことを伝えるだけで、
人としてのランクが一つ上になるのではないでしょうか。
● 会社支給のものを私物化している
最近ではスマホやPCが会社から支給されるところも多くなっています。
以前からある制服などの衣類もそうですが、改めて言うと決して自分のものではありません。
支給されると受け取って使用していると、
どうしても自分のもののような錯覚を起こすことがありますが、
そこはしっかり考えなければいけません。
仕事道具として渡されたものでプライベートなこと
(例:写真や動画の保存・ネットショッピング・仕事と無関係なネット検索)をしてはいけません。
これは意外とできていない人も多いため、特に気をつけておきましょう。
● タメ口で話す
最近では、芸能人や芸人さんの中でも、先輩たちタメ口を使ったりしてしゃべる人が目につきます。しかし、あくまでもあれはテレビの中での話です。
実際に社会であんな感じで話して受け入れてもらえる人なんていないのです。
タメ口は相手 にとってとても失礼な行為ですのでやめましょう。
● 研修期間や休憩中に大声ではしゃいだり、お菓子を食べたりしない
研修中はまだ学生気分抜けずに、休憩中にはしゃいだり大きな声で笑ったりしてしまう人もいるかもしれません。自分がしていなくても周囲の人がしていることもあるでしょう。
周囲にそんな人がいたら、そっと離れておきましょう。一緒にはしゃいだり笑ったりしてい るとそれだけで”非常識”のレッテルを貼られる可能性もあります。
大学のときは休憩中にお菓子を食べたり、何をしようと勝手でしたが、
社会人になればそれなりのルールを守れないとならないことを覚えておきましょう。
一般常識は会社では教えてくれない?
やってはいけない非常識と思われる行動、予想したよりもたくさんあったかと思います。
してはいけないことを直していけば、逆に、常識が身につく事につながりますよね!
先に挙げたことは、企業の人事担当の方たちも頭を悩ませることも多いそうで、
こういった行動をあらかじめ防ぐために研修を行っている企業は年々増加しています。
まずは、「常識から教える」ということですね。
研修やセミナーを受けたということは、企業としては一度教えているということなので、
突き放した言い方をするとその後は自分次第ということです。
なので、研修などの機会には、しっかりと自分に落とし込むことをおススメします!
社会人になるということは、責任や大人になった自覚を持つということです。
今からでも遅くはないので、非常識と言われる行動に注意して立派な社会人になりましょう。
そして、常識のある社会人になって将来後輩や部下に慕われる素敵な大人になれるよう、
頑張ってみてくださいね!