雨が続く季節は気分がふさぎがち…そしてさらに頭を悩ませるのが、傘の「臭い」です。
生乾きの洗濯物のような、嫌な臭い…。
傘は、梅雨時などは毎日使っても、少し放置してしまうと臭いが・・・。
せっかくのお気に入りの傘も、気づいたら臭いがついてしまっていたなんて経験ありませんか?
でも、そんな頑固な臭いも重曹を使ってちゃんと落とす方法があるんです。
そして、そもそもこの臭いの原因は何でしょう。
この原因を知ることができれば、防ぐこともできます。
そこでここでは、傘の臭いの落とし方と原因・対策をご紹介します。
傘の臭いを消すには重曹を使う方法が最適!?
傘の嫌な臭いを消すには、「重曹」が効果的です。
では、重曹を用いた傘の洗い方を見ていきましょう。
【用意するもの】
・浴槽(折り畳み傘ならバケツでも〇)
・重曹(おおさじ1)
・水(1L)
【手順】
1. 浴槽に傘を寝かせて浸かる程度、水を張ります。
水1Lに対し大さじ1程度の重曹を溶かします。
2. 閉じた状態の傘を重曹水の中に入れ、2時間ほど浸けおきます。
3. 浸けおきが終わったら、温かいシャワーで重曹を洗い流します。
4. タオルでしっかり水分をふき取り、陰干しをして完了です。
☆ポイント
・仕上げに、ドライヤーで温風を当てれば撥水加工を復活させることができます。
・日頃のケアとして重曹水を用いれば、カビ予防になります。
・骨組みの金属部分はさびやすいので、よくふき取りましょう。
重曹がなければ、軽い臭いであれば中性洗剤を使うこともできますが、
傘の素材によっては色落ちする危険があるので注意しましょう。
それでもどうしても臭いが取れなければ、傘のクリーニング店にお願いするのもおすすめです。
臭いの原因と雨上がりの傘の保管方法
次に、傘の臭いの原因と臭いを防ぐ保管方法をご紹介します。
◆臭いの原因
傘の臭いの原因は、「雑菌」です。
「モラクセラ菌」と呼ばれる菌が、手の皮脂や雨水の水分によって繁殖し、
生乾きのような嫌な臭いの原因となっているのです。
雨の日が続くと、つい傘を濡れたままたたんでしまったり、放置してしまったりしがちですよね。
しかしここに、臭いを防ぐカギが隠されています。
◆臭いを防ぐ方法
やはり、「乾かすこと」が大事になってきます。
傘を濡れたまま放置すると、臭ってしまうだけでなく、骨がさびる原因にもなります。傘を長持ちさせるためにも、日頃のケアをしっかりしましょう。
では、保管する上でのポイントをご紹介します。
1. 使用後は、陰干しをする
使用後は、傘を広げて陰干ししましょう。広げられなければ、
ボタンやテープで閉じずに立てかけるだけでも乾きます。
さらに定期的に天日干しをして殺菌すると、より臭いがつきにくくなります。
ただ、傘の生地は直射日光に弱いので、頻繁に行うことは避けましょう。
2. 開閉して水を切る
傘の水切りは大事ですが、横に振ったり回したりすると、傘が傷んでしまいます。
少し開いて閉じるという縦の動きを意識して、水を切りましょう。
3. 傘立てを見直す
どうしても傘に臭いがついてしまう、という人はまず、自宅の傘立てを見直してみてください。
通気が悪い傘立てに濡れた傘を入れてしまうと、カビや臭いの温床となってしまいます。
カゴ状のものやメッシュ状のものなど、風通しの良い素材の傘立てを使うようにしましょう。
傘についた臭いは重曹で解決! まとめ
以上、傘の臭いの落とし方と対策についてご紹介しました。
雨、特に梅雨の季節は、ただでさえ憂鬱なもの。
せめて、毎日使う傘はお気に入りのものを使いたいですよね。そんな大切な傘をカビや臭いから守ることができれば、きっと晴れやかに梅雨も乗り越えられるはずです。
大事なことは、日頃のケアです。
まずは、めんどくさがらずに使い終えた傘は、しっかりと乾燥させること。
そして、匂いがついてしまった時は、重曹を使って傘のケアをしてあげましょう!
明日から傘のケアを新習慣にしてみてはいかがでしょうか?
雨の日も気持ちよく過ごすことができるはずですよ!